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2009年9月1日

No more SUGI

Noa 1号です。

先週のNoaEXに続き、「佐用町復興支援ボランティア」に行って来ました。

被災内容はEXがお届けした通り家屋の復興も儘ならない状況で、皆さんが何時、元の生活に戻れるのかNoa 1号は想像できませんでした。


畳・床板が剥がされ、消毒乾燥の為に石灰を撒いた状態。
(石灰の効果が出るのには3週間が必要)

奥 土壁の変色は流水時の水位。

乾燥後は、大工さんによる補修・修復作業。



           
氾濫した庵川。平常時の水位は10㎝足らず。

と復旧した智頭線。

農道に架かる橋の袂には、反乱の原因となった「や樹木」の残骸。




何故10㎝足らずの川が氾濫し大きな被害をもたらしたのか?
最大の原因は、儲かる樹種(スギ・ヒノキ)の拡大造林による人災では無かったのでしょうか?(今は儲からない)
回りの山々を見渡しても、杉 スギ Sugiのオンパレード、クヌギ・コナラ・ナラ等の広葉樹はほとんど見る事が出来ません。(Noa 1号自身、オオクワガタ採集に明け暮れた数十年が有ったので樹木にはチト詳しいんです)

成長の早いスギは約1mの深さで根を横へ横へ張り保水力が無く、人手不足で間伐も行われず下草も生えないので、どんどん山が荒廃して行きます。
それに対し成長の遅い広葉樹の根は、縦に広く張るので地盤も安定し雨をドンドン吸います。

戦後、広葉樹を伐採し植林したスギの総面積は全国で4,500,000ha(1haは約3,025坪)
兵庫県の森林面積に占める人工林(主にスギ・ヒノキ)の割合は42%!
人が入れない山奥は手付かずですから、日常、目にする山の80%近くはスギで占められてます。
スギは標高1,000m以下の場所に植栽されるので、里山のクリ・ナラなどの広葉樹がスギ一色に変わってしまい、保水力を失った事で今回の事態を招いたと思います。)


ぞっとする様な数字を書きましたが、
@ ゲリラ豪雨や集中豪雨が避けられない今後・・・
@ 初めてボランティアに参加し災害を目の当たりにして・・・

スギを伐採し有効活用し、広葉樹を植栽する活動も有っていいんじゃないかと・・・


そんな団体を設立したいNoa 1号でした。
(その際の隊長はNoaEX号が適任かなぁ?)










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