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2009年9月27日

Gap


Noa 1号です。

前回Blogでも少し書きましたが、1991年からの約2年間の欧州生活では貴重な経験をさせて戴きました。

文化の違いと言うか・・・
考え方の違いと言うか・・・

一番感心したのは環境問題ですね。
18年前、当時日本でそんな事言ってるのは誰も居ませんでしたし、生活ゴミも、燃える or 燃えないの分別しか経験してませんでしたが・・・
着任初日の朝、タバコを吸おうとパッケージフィルムを机の脚元のごみ箱に捨てた時、まだ挨拶もそこそこのドイツ人の女性に怒られたんです。
「プラスチックはこっちのごみ箱へ!」って。
よく見るとごみ箱は2個有って「Paper」「Plastic」の表示が・・・

また、Recycleは当たり前でReuseの精神が徹底しており、スーパーなどで販売している飲料の90%はガラス瓶製で色も「透明」「緑」「茶」の3種類のみ、飲んだ後の瓶は街の各所に設置されている色分けされた回収箱へ。

プラスチック製(PET)の飲料も有りますが、そのボトルの肉厚が尋常じゃないんです。
日本では精々1mm以下ですが・・・1cm近くなんです(笑)
そう、回収後に洗浄し飲料を補填しまた店頭に並ぶんですね。
当然、表面はキズだらけ・・・でも、そんな事気にする人は誰も居ない。

焼きたてのパン屋でも、日本みたいに個別に袋なんかに入れない。
種類の違うパンを選んでも、最後は一緒くたに紙袋へドーンです(笑)
(紙袋・ノート・メモ類は環境を配慮して全て茶色)
(漂白剤の使用が環境汚染を招く為)

現在、不動産業界もReuse(居抜き物件)が花盛りです。
環境問題では無く、テナントの出店コストダウンが目的ですが・・・


このBlogを見た方から、「飲食のReuse有ります?」って問合せが来ないかなぁ?
その際は、Noa 1号が誠意を持って応対させて頂きますので。


次回はドイツでの、大好きな車や閉店法について書きたいと思います。

2009年9月21日

Gibier


Noa 1号です。

ここ1ヶ月、芦屋周辺にて開業を目指している方への物件を必死で探しています。
基本の希望条件は、「居ぬき・10坪・1F」・・・

簡単な様ですが、それが非常に苦戦しています。

業態は・・・
    珍しい野菜を陳列して・・・
    注文が入れば、その野菜を塩・胡椒だけで味付けし
     炭火でサッと炙りオリーブオイルをかけて出す。
    野菜料理の合間には地鶏やGibierを楽しんでもらう。
    飲み物は、フランスワインを中心に。
     なんです。

高い賃料なら幾らでも有りますが、そこそこの賃料で雰囲気を出し、大人の客を呼べる物件ですから・・・

開業して貰いたいのもそうですが・・・
Noa 1号もこの「Gibier」(ジビエ)ってワードに反応してしまいました。
1991年からの約2年間、駐在員としてドイツのシュトゥットガルト近郊のドンズドルフ
と言う町で住んでいた時、このGibier食べまっくたんです。

Gibier 
簡単に言うと、狩猟によって捕獲された鳥獣です。
日本で代表的なのは猪・真鴨ですが、ヨーロッパでは狩猟が盛んなのでNoa 1号自身、ウサギ・鹿・ライチョウ・鳩・キジは良く食べました。中でも11月からの解禁で、油が乗り臭みも全くない鹿の味は忘れられません。

今回の方も、既に滋賀県の猟師と契約を済ませており、鹿・真鴨を中心に提供できる
予定です。

野菜・Gibier・ワインを堪能したお客さんが、美味しかった!もそうですが・・・
「楽しませてもろたわぁ!」をコンセプトに。

その店を仲介したのが未来設計を目標に!

さぁ連休明けは忙しくなりそうです。










2009年9月1日

No more SUGI

Noa 1号です。

先週のNoaEXに続き、「佐用町復興支援ボランティア」に行って来ました。

被災内容はEXがお届けした通り家屋の復興も儘ならない状況で、皆さんが何時、元の生活に戻れるのかNoa 1号は想像できませんでした。


畳・床板が剥がされ、消毒乾燥の為に石灰を撒いた状態。
(石灰の効果が出るのには3週間が必要)

奥 土壁の変色は流水時の水位。

乾燥後は、大工さんによる補修・修復作業。



           
氾濫した庵川。平常時の水位は10㎝足らず。

と復旧した智頭線。

農道に架かる橋の袂には、反乱の原因となった「や樹木」の残骸。




何故10㎝足らずの川が氾濫し大きな被害をもたらしたのか?
最大の原因は、儲かる樹種(スギ・ヒノキ)の拡大造林による人災では無かったのでしょうか?(今は儲からない)
回りの山々を見渡しても、杉 スギ Sugiのオンパレード、クヌギ・コナラ・ナラ等の広葉樹はほとんど見る事が出来ません。(Noa 1号自身、オオクワガタ採集に明け暮れた数十年が有ったので樹木にはチト詳しいんです)

成長の早いスギは約1mの深さで根を横へ横へ張り保水力が無く、人手不足で間伐も行われず下草も生えないので、どんどん山が荒廃して行きます。
それに対し成長の遅い広葉樹の根は、縦に広く張るので地盤も安定し雨をドンドン吸います。

戦後、広葉樹を伐採し植林したスギの総面積は全国で4,500,000ha(1haは約3,025坪)
兵庫県の森林面積に占める人工林(主にスギ・ヒノキ)の割合は42%!
人が入れない山奥は手付かずですから、日常、目にする山の80%近くはスギで占められてます。
スギは標高1,000m以下の場所に植栽されるので、里山のクリ・ナラなどの広葉樹がスギ一色に変わってしまい、保水力を失った事で今回の事態を招いたと思います。)


ぞっとする様な数字を書きましたが、
@ ゲリラ豪雨や集中豪雨が避けられない今後・・・
@ 初めてボランティアに参加し災害を目の当たりにして・・・

スギを伐採し有効活用し、広葉樹を植栽する活動も有っていいんじゃないかと・・・


そんな団体を設立したいNoa 1号でした。
(その際の隊長はNoaEX号が適任かなぁ?)










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